鉄板の詳細
呼び名 | 特徴 | 厚さ・径など(mm)= 降伏点(N/m㎡) |
引張り強さ (N/m㎡) |
無規格 (ムキ) |
黒色(黒皮付き)。SPHC相当の材料で機械部品などの板金品に多い。黒皮皮膜があるので錆びにくい。国内産であれば粗悪品は少ない。 | ||
SPHC | 黒色(黒皮付き)。熱間圧延鋼板。無規格材と混同されることがよくある。規格名はよく聞くが正規品はあまり流通していない。 | 270以上 | |
SPHC-P | 薄い銀色。酸洗と呼ばれる。SPHCの黒皮を酸で除去したもので、主に塗装用の素材として使われる。皮膜がないのですぐに錆びる。 | ||
SS400 | 黒色(黒皮付き)。SPHCよりも強度があり、最も一般的に使われる素材。ミルシート(材料証明)が出るので機械部品・建築材料など広く使われる。 | 16以下=245以上 16をこえ40以下=235以上 40をこえるもの=215以上 |
400~510 |
SPCC | 薄い銀色。冷間圧延鋼板。薄板のカバー関連によく使用される。SPHC-Pと同様に塗装や電気メッキが施し易い。すぐ錆びるので注意。 | (270以上) | |
ZAM(ザム) | 銀色。高耐食溶融めっき鋼板。建築資材でよく使われる。表面は錆びないが、切断面など加工部は錆びるので注意。 | ||
ボンデ (SECC) (SEHC) |
白色。電気亜鉛メッキ鋼板。よく塗装製品に使われる。錆びにくい。1.2mm以下がSECC、1.6㎜以上がSEHCが主流。 | ||
亜鉛板 | 銀色ぴかぴか。溶融亜鉛めっき鋼板。塗装には不向きでローバルなどで切断面を塗装しそのまま使うことが多い。 | ||
高張力鋼 | 高張力鋼(ハイテン)とは引張り強さ500N/m㎡以上の素材。国や地域で基準が異なる為、ハイテン材と言っても引張り強さの確認が必要。通常高張力鋼で発注すると黒板が納品される。 | 500以上 | |
S45C | 機械構造用炭素鋼と呼ばれ、生材と調質材(焼き入れ・焼き戻し材)がある。 |
- 最終更新:2012-09-15 15:53:46